蒲郡市議会６月定例会は１３日再開、竹内滋泰（自民）稲吉郭哲（自由）鈴木基夫（同）大竹利信（公明）鎌田篤司（自民）日恵野佳代（無会派）の６氏が一般質問した。市は公共施設のマネジメント実施計画策定にあたり、若者の思いと市民の意見を取り入れていく方針を明らかにした。
（安藤聡）

　市は今年３月に市内にある公共施設の在り方を整理した「公共施設マネジメント基本方針」を策定。今年度は同実施計画づくりを行うことにしている。
　竹内氏は公共施設の見直しの方向性について質問。壁谷勇司総務部長は、実施計画策定に向けて「将来にわたって長く公共施設を利用する若者の思いを計画に反映させるための“若者まちづくりミーティング”の開催と、市民の意見を求める“実施計画策定会議”の二つを設けていく」と答えた。
　スケジュールは若者ミーティングが７月から９月、策定会議は１２月まで行い、年度内の来年３月までにつくるという。
　同市清田町と岡崎市内を結ぶ国道４７３号の新ルートについて鎌田氏が質問。稲葉正吉市長は５月に岡崎市の首長や議会、県の担当者と意見交換会を開いたことを報告。「出席者同士で新ルートは重要な道路ということを再認識した。今後勉強会を重ね、整備促進を進めていきたい」と答えた。
　海陽町地内の商業用地構想について鈴木氏は、新たなアクセス道路と商圏について質問。道路は大塚金野線として豊川市御津町金野の間で整備構想があり、大原義文企画部長は「金野地区には国道２３号蒲郡バイパスインターチェンジが建設される。大塚金野線が開通されれば東は浜松市、西は名古屋と広がる」と答えた。