令和5年第36週(9月4日~10日)に愛知県内の定点医療機関当たりの報告数が1.00を上回り、愛知県においてインフルエンザが流行シーズンを迎えました。
また、愛知県により令和5年11月9日にインフルエンザ警報が県内全域に発令されましたが、令和6年4月11日に解除されました。
警報及び注意報の発令と警報の解除は、県内の保健所の発生状況から愛知県が判断します。
愛知県内の発生状況の詳細については、愛知県のホームページをご覧ください。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。
インフルエンザは12月頃から翌年5月頃まで発生し、特に1月から2月にかけて流行のピークを迎えます。日本では毎年約1千万人以上の方が感染しています。
豊橋市ではインフルエンザについて市内の12医療機関(定点)から患者数の報告を受けています。
定点当たりの患者報告数と「インフルエンザの予防」を参考に感染予防に努め、重症化、感染拡大を防ぎましょう。
患者報告数は減少してきていますが、今後も、手洗い・咳エチケットなどの予防対策を実施し、インフルエンザの予防を心掛けましょう。
●豊橋市内の定点当たり報告数(グラフ)
第13週 | 第14週 | 第15週 (4/8~4/14) | 第16週 (4/15~4/21) | |
豊橋市(12定点) | 6.17 | 3.42 | 1.17 | 1.08 |
インフルエンザには「流行期入りの目安」があり、1週間の定点医療機関あたりの報告数が「1」を上回ると、インフルエンザが流行期に入ったと考えられます。ただし、あくまでも目安であり、1週のデータのみで判断するのではなく、継続的に推移を確認して判断することが重要です。
インフルエンザ | 警報 | 注意報 | 流行期入り | |
開始基準値 | 終息基準値 | 基準値 | 目安 | |
30 | 10 | 10 | 1.00 |
詳細は「警報・注意報発生システムとは(国立感染症研究所)」をご覧ください。
なお、警報・注意報の発令・解除は愛知県が行います。
咳や痰などの症状がある場合は、他の人への感染を防ぐため、「咳エチケット」を心がけることが重要です。
※咳エチケット用のマスクは、薬局やコンビニエンスストア等で市販されている不織布製マスクの使用が推奨されています。
※マスクの着用は説明書をよく読んで、正しく着用しましょう。
集団かぜとはインフルエンザ様疾患(インフルエンザを含むかぜ疾患)の患者が学校等の施設で多数発生することです。
幼稚園、保育所、小学校、中学校、高等学校等において、インフルエンザ様症状の患者による臨時休業(学級・学年・学校閉鎖)が実施された場合に、その施設数等の情報を収集し、愛知県を通じて厚生労働省へ報告することとなっています。
〈2023/2024年シーズン〉
愛知県へ報告した今シーズンの市内幼稚園、保育園、小学校、中学校、高等学校等で発生したインフルエンザ様疾患による学級閉鎖などの措置の状況です(原則、毎週金曜日に更新)。
厚生労働省からの通知に基づき、第36週(令和5年9月4日から9月10日まで)の報告分から、新シーズン(2023/2024シーズン)として計上しています。
市内の流行状況の把握については、市内の定点医療機関から毎週報告を受けている「豊橋市内のインフルエンザ発生状況」をご覧ください。
豊橋市保健所 保健医療企画課 〒441-8539 愛知県豊橋市中野町字中原100番地
電話番号/0532-39-9104 E-mail/kansen@city.toyohashi.lg.jp